2012年4月21日土曜日


チアパス州レフォルマ市で、警官達は家宅捜査の令状無しに彼の家に押し入り、逮捕状が無しに彼を捕まえた。しかも彼が無抵抗であったにも関わらず、警察官は彼に暴行を加えた。鎖を外された警察犬は彼の手や腕、体にいくつもの噛み傷を残した。銃床による殴打により彼のあばら骨は二本折れ、そしてその骨は彼の肺に突き刺さった。彼の背中にはブーツで蹴られた跡も痣として残っていた。

警察署に向っている最中に警察官達は彼に異変に気付き、彼をの中央病院まで運んだが、手遅れだった。

4月11日水曜日の夜に拷問によって殺されたガブリエル・ドミンゲス=エスコベド(33)は犯人ではなかった。警察に追われていた本物の犯人が彼の家の隣にある空き地で姿をくらませただけだった。ガブリエルは妻のカルメンと8歳の障害児の娘を残してこの世を去った。

チアパス州の政府はこの事件について何らかの責任をとるのだろうか

暴行を加えた、州と市の警察官達の名前は既に公になっていて、レフォルマ市の人々は憤慨している。先週の金曜日に行われたガブリエルの葬式は抗議デモで幕を閉じた

この事件も、責任が問われることなく終わってしまうのだろうか。ガブリエルの妹のシルビアが手にしている写真には暴行後の兄の姿が写っている。
15.4.2012 Investigan a policías en Chiapas por tortura y muerte de un hombre http://www.proceso.com.mx/?p=304433


*(Otros ejemplos de impunidad) 25.8.2012 La pesadilla de perder a toda su familia en Chihuahua http://www.animalpolitico.com/2012/05/la-pesadilla-de-perder-a-toda-su-familia-en-chihuahua/