2012年7月23日月曜日

世界の支配者が次期大統領を歓迎。だが、多くのメキシコ人は違う

民主主義YES、ペニャNO
7月1日、大統領選挙の結果、PRIのペニャニエトが当選したと、カルデロン現大統領が発表した。しかし、メキシコ選挙管理委員会(IFE)は、まだ、当選を発表していない。各地で、monexという電子マネーカードを使った票の買収工作などの、具体的な不正の証拠がたくさん報告されており、しかも、その買収に使われた多額の資金が、麻薬マネーなどであった疑いも指摘されているのである。
マフィアや麻薬戦争の問題を解決するためには、まず、このような腐敗をなくさなくてはならない。だから、選挙での不正に反対し、多くのメキシコ人が、非暴力のデモ行進を行っている。世界の人々にそれを見てもらいたい。
この日、東京の、赤坂見附のメキシコ大使館前と上野の不忍池前で、お互いに知らない二つのメキシコ人グループが反ペニャ・ニエト抗議に参加した。今度、一緒になるのが楽しみだ。